「木育・森育楽会」の楽会誌をご紹介します

●木育・森育楽会誌 2025

「学校教育における木育のこれから」

学校教育、社会教育、生涯学習、企業の営利活動、CSR、市民活動など、木育が幅広く展開される中、「学校における木育」の進め方やこれからの方向性について、木育に関わる有識者からの寄稿を掲載します。「木育・森育楽会 for School」で発表いただいた高校生の作成した発表概要も掲載していますので、ダウンロードをしてご高覧ください。

学校教育における木育のこれから - 熊本から描く未来像⁻

熊本大学教育学部 田口 浩継(たぐち ひろつぐ)

これまでの学校木育は、木に触れる体験や木工作活動など、「体験そのもの」に価値を置いた実践が中心であった。こうした体験は重要である一方、それだけでは一過性の活動にとどまりやすい。今後の学校木育には、体験を入口としつつ、「なぜ木を使うのか」「木はどこから来て、どこへ行くのか」「私たちの暮らしと森林はどのようにつながっているのか」といった問いを伴わせ、考え、判断し、行動へとつなげる学びへ発展させることが求められている。すなわち、「触れる木育」から「考える木育」への転換である。

学校教育における木育のこれから
学校教育における木育のこれから_田口.pdf
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これからの学校木育実践の方向性

鹿児島大学教育学部教授 寺床 勝也(てらとこ かつや)

 これからの木育は、「作らせる」教育ではなく、子どもが素材と関わりながら考え始める状況を設計する教育へ移行すべきです。
本稿では、①木を「素材」から思考を引き出す媒介へ、②価値を教え込む木育から子どもが意味づける木育へ、③発達につれて問いが深まる連続性を備えた木育への3点を基本方針として示します。

これからの学校木育実践の方向性
これからの学校木育実践の方向性_鹿児島大学寺床.pdf
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学校教育における木育の継続的実践に向けて

埼玉大学教育学部 浅田 茂裕、西村 萌

 2004 年に北海道から提案された木育は、その理念に共感を示す非木材・非森林系の企業や市民団体などの参加も増加し、多様な実践が進められるようになっています。しかしながら、社会科や技術・家庭科など木材、森林を扱う教科、内容があるにも関わらず、学校が主体となった実践例は木育全体の動向と比較して少ないのが現状です。そこで、学校教育における木育実践事例に関する情報、資料を収集し、目的、方法、実践体制等について分析しました。

学校教育における木育の継続的実践に向けて
学校教育における木育の継続的実践に向けて_浅田、西村.pdf
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木育・森育楽会 for School 発表概要

「木育・森育楽会 for School」では5チームの高校生が自分たちの探究や研究の成果を発表しました。下記はその発表の概要を事前に寄稿いただいたものです。

1. 熊本県立南稜高等学校 
2. 熊本県立熊本高等学校 1
3. 熊本県立熊本高等学校 2
4. 熊本県立菊池農業高等学校
5. 熊本県立八代農業高等学校泉分校

木育・森育楽会 for School 発表概要
木育・森育楽会 for School 発表概要.pdf
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